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南仏ニュース・2004年7月

★印のついているものは、南仏プロバンス在住、アマンダからのお便りです。

アヴィニョン国際演劇祭

2004年7月29日

やっぱりアヴィニョン国際演劇祭について書いておこうかナ

アヴィニョンは、14世紀およそ一世紀にわたって法王庁が引越しして来ていた町。当然ながら、そこは当時至上の都、ヨーロッパ随一の勢力者法王のお膝元、人が集まり財が集まり芸術が文化が集まった場所。14世紀に建設された城壁4,3kmで、旧市街がグルリと取り囲まれ、城壁のすぐ傍を流れるローヌ河の中州から町を眺めると、独特な街の形はまるでその存在理由そのもので、饒舌に街の歴史を物語ります。数世紀に及ぶ人々の思惑、街の興亡はカシャリというシャッターのひと押しでその前に立つあなたの背景を飾るように撮れます。

そこでもう58年来、毎年夏7月に国際演劇祭が行われていて、58年とは、ちょっとした歴史でしょ? 継続は力、価値に繋がってる。フェスティヴァル委員会がオルガナイズするメインのスペクタクル(FESTIVAL IN)とそれに伴い発生した2次的自主参加スペクタクル(FESTIVAL OFF)があって、こちらの方など現在では期間中およそ600スペクタルの参加があるという、凄まじい数なの。城壁で囲まれた1平方kmほどの町は、普段閉じてる門がコンナとこも、アンナとこも開いて、開いて、どこもかしこも舞台になる勢い。数々のスペクタクル宣伝のポスターが、空だけを残して所狭しと貼られてる様子も見もの。ちょっと想像してみてっ、まことしやかなすまし顔したユネスコ世界遺産の町が上へ下への大騒ぎ。こんなひっくり返ったような大混雑は、中世のお祭り風でもあるけれどネ。

スペクタクルについてはインターネットがフェスティヴァル"IN"と"OFF"それぞれプログラムや歴史的なことについて懇切丁寧に教えてくれます。まあ、今年は終わっちゃったけど、"終ワッタコトナンテ書クナ!"って言うかもしれないけど書きますッ、来年訪れる人の為にネ。

このフェスティヴァルに行かないとどうしても味わえないチャーミングさ、スペクタクルの呼び込みと云うか勧誘が時にファンタスティック! 買い物をしてると、お茶を飲んでると、近所で突然面白いことが始まる! まあ、週末の午後遅い方がそういう出会いが多いと思うけれど。今年は大きな乳母車に乗った大きな赤ちゃん(勿論コメディアンが化けてるんだけど)がマイクを通して赤ちゃん声で人をからかうのや、ゆっくり走る車の上で何人もの退廃的なスタイルで見を包んだ男女が見事なトランポリンやアクロヴァティックな動きを連続してみせてくれるのや、突然ドラマチックな音楽と共に7人ほどの女性がそれぞれ小さなトランクを持ちスローモーションでダンスを始めるのとか(私は大体本編よりこちらの方が面白くて人込みの中、暑いなぁとか思いながらも出かけますけど)印象的だったァ。

街が舞台そのもの、観客のあなたもスペクタクルの一部、城壁内に一歩足を踏み入れた時からスペクタクルが始まってる!

アヴィニョン国際演劇祭 www.festival-avignon.com

アヴィニョンパブリックOFF www.avignon-off.org

アマンダ

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